先月末、小針西部地区を移動中に鴻巣市民のAさんに声をかけられお話をうかがうとご高齢のお母さまが数日前より迷子になり携帯されていたスマホの最終GPS地点(小針若小玉)を周辺に探索しているので心当たりはないかとのこと。
若小玉は家のお隣エリアなので探索に協力する旨をお伝えし、同時に“防災行政無線放送”の依頼をかけるようにお勧めしました。
自分からも防災行政無線放送の打診を市役所にしてみましたが日曜の夕方だったので受付時間内(17時)には間に合わず行田警察署に相談。その日の夕方は若小玉・小針周辺を探索したが発見に至りませんでした。
翌日Aさんから発見の報がありましたが、下須戸の125号線付近の田んぼ脇にある用水路の中で事故から数日経過していたとのことでした。その頃は寒さが連日続いていたのでご本人の辛さはいかばかりか、、。また一生懸命に探されていたご家族の心中は察するに余りあります。
行田市の太田地区を始めとする農地エリアは良く言えば“ほどよく田舎暮らしできるエリア”ですが、田畑が多く夜間は暗く、用水路などの死角が存在する為、悪く言えば“行田版青木ヶ原樹海”にも成りえるエリアとも言えます。(4年前の選挙で若小玉の立候補者が“暗いから街灯を増やそう”を唱えたのも納得です)
警察や消防の処理能力の限界を超えるアクシデントは必ず存在し、その際の最後の砦は“地域の人々の協力”がどうしても必要だと思います。
また防災無線放送の他にも市のLINEサービスを応用すれば地域を絞って音声情報よりも情報量を多く伝達ができます。
行政の施策で改善できること、地域の取り組み、やれることは沢山あると思います。少なくても現場に居合わせた自分は今後も“活動”を続け”困っている人は今、即、助けるまち”への問題改善に励んで参りたいです。
今後ますます高齢化が進む社会で目前で起きた無視できない出来事でしたので筆をしたためました。
尋ね人(迷い人)・迷子の防災無線放送の相談先
行田警察署電話
048-553-0110(代表)